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【映画】Queenを聴いて育った私が『ボヘミアン・ラプソディ』を観てLGBT感を考えた

どうも!好きなことを好きなだけやっているコスプレイヤー、綴喜明日香です。 

昨日は友人に誘われて、『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきました。 

www.foxmovies-jp.com

例によってレビューを書いていきます。 

 

 

はじめに

レビューとして点数化してみたいと思います。

評価基準は下記とします。

  • おもしろさ
  • 見やすさ
  • おすすめ度
  • 推奨環境
  • 推奨視聴人数

最初の3点は星5つで評価します。星3つの場合は★★★☆☆と記載します。

あとの2点は文字で書き起こします。

 

あらすじ

誰もが知るロックバンド、Queenのボーカル、フレディ・マーキュリーの一生を描いた映画です。

生い立ちや見た目にコンプレックスを抱える一人の青年が、生涯を共にする仲間たちと出会い、ロックバンドとして大成していく中で抱えた悩みやぶつかる困難などを赤裸々に描いた作品です。

 

評価

  • おもしろさ :★★★★★
  • 見やすさ  :★★☆☆☆
  • おすすめ度 :★★★★★
  • 推奨環境  :映画館。可能なら最高音質で。
  • 推奨視聴人数:1人でも複数人でも

 

王道と言えば王道なストーリー構成ですが、この映画はストーリーを楽しむものではありません。「音楽」を通じて一人の男の一生を感じるものです。その「音楽」を最高の状態で楽しむためには最高の音質が欠かせないと思います。

 

全体の感想

しびれました。

幼いころから父に聴かされていたQueenの音楽。もちろん歌詞なんてまったくわかりません。しかし、今回の映画で、フレディの一生を追いながら、日本語に訳される歌詞の意味をみているうちに、彼の胸の内に秘めたものがひしひしと伝わってきて、新しいQueenの一面に気づかされました。

 

 

細かい感想(ネタバレ注意)

 

俳優陣がそっくり

Queen最盛期の頃、もちろん私は生まれていません。なので、本物はもちろん見たことがないのですが、先に『ボヘミアン・ラプソディ』を観てQueenにずっぽりはまった友人がTwitterでたくさんリツイートしてきたQueenの写真を見ていくと、どれもこれも俳優陣そっくり!

彼らを再現するためにとことんまでこだわったキャスティングがされたんだなぁと思うと、その情熱に胸が熱くなりました。

 

音楽の使われ方が絶妙

ここだ!というところでQueenの名曲が流れるので、どんどん世界観に落ちていくというか浸っていくというか。素晴らしい演出でした。これはぜひ体感してもらいたい…。

 

一度の結婚

家族の理解を得ることができなかったフレディは一度、1人の女性と結婚しています。

その女性を愛している、愛していると思っていたのですが、彼が彼女に求めていた愛はおそらく家族から受け取ることができなかった「家族愛」であって、恋愛ではなかったのです。彼女はそれに気がついていて、「バイセクシャルじゃなくて、あなたゲイよ」ときっぱり告げるシーンがあります。彼女のなかでも葛藤があってのセリフなのですが、その後の彼女のセリフがとってもよかった。

「あなたは悪くない」

彼のセクシャリティに理解を示していないと言えない言葉だと思います。

当時はきっと現在ほどLGBTに対しての理解が深まっていないだろう中で、そういうことができるということは、やはりフレディの人を見る目は確かだったようです。

 

愛とセクシャリティとフレディ

フレディはずっと愛を求め続けます。Queenを「家族だ!」と言ったり、別れた後も元妻の家の隣に家を建てたり。それでも、他のメンバーは結婚し、子供が生まれ、彼ら自身の家族を持ちますし、元妻の愛情は他の男性に向かっていきます。彼はゲイであるが故に結婚ができず、家族を築けません。父や母、妹とは軋轢があるため帰れません。

そんな中、ソロ活動のオファーが来たことで、彼の家族であったQueenまでも手放し、解散の危機に陥ります。

彼の愛を探し続けるその姿が痛々しく、苦しく、同じLGBTとしては共感する部分もあって胸が苦しくなりました。

 

おわりに

ロックが好きな人、Queenが好きな人はもちろん、LGBTの人、孤独を感じている人にもぜひとも観ていただきたい作品でした。とくに最良音質で!!

まだまだ公開は続いておりますし、応援上映なども行われるそうです。

皆さんもぜひぜひ観てみてください!!!

 

 

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