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【漫画】『ばらかもん』で学ぶ、縛られない生き方働き方

どうも!本の虫過ぎて漫画を読むスピードがおかしい、綴喜明日香です!

 

今回は、漫画『ばらかもん』を読んで感じたこと、おすすめポイントなどなどを書いてみたいと思います。

 

 

 

はじめに

レビューとして点数化していきます。

評価基準は下記とします。

  • おもしろさ
  • 難しさ
  • おすすめ度

星5つで評価します。星3つの場合は★★★☆☆と記載します。

 

評価

  • おもしろさ:★★★★☆
  • 難しさ  :★☆☆☆☆
  • おすすめ度:★★★★☆

おっとり、のんびりとした日常を描きつつ、絶妙なテンポで進んでいくので、サクサク読めます。難しいのは方言くらいです。

 

読んでほしい人

  • なんとなく日常につかれたと思っている人
  • 新しい生き方に出会いたい人
  • 田舎暮らしに夢を持っている人
  • 将来田舎暮らしルートの人
  • 田舎が懐かしい、または恋しい人

子供より大人向けです。子供も読めるとは思いますが、人生経験を積んでいる大人だからこそ響くものが多いと思います。

 

あらすじ

主人公は23歳の書道家、半田清舟(はんだ せいしゅう)。

栄華賞の授賞式で、お偉いさんに自分の字が「手本のようでつまらない字だ」と図星を指されて気が動転し、思わずそのご老人を殴ってしまいます。

そのままスランプに陥った彼は、田舎の島で暮らしつつ、自分の作風というものを掴もうと考え引っ越してくるのですが、東京と田舎の人々、風習の違いに愕然とします。

島に住む人々との交流の中で、彼自身徐々に変わっていくのですが…。

 

見どころ

主人公の変化

初めは田舎の人々の繋がりの深さ、フレンドリーさ、不用心さにどきまぎするものの、徐々にその中に溶け込み、芸術家ならではの感覚を掴もうとする…そんな主人公の変化が手に取るようにわかり、とても感慨深いです。

 

田舎の空気感

都会で暮らしていると忘れがちな、田舎ののんびりとした空気、自由な感覚、そういったものを感じさせてくれるものがこの漫画にはあります。

既に忘れ去ってしまった子供の頃の感覚を思い出すような、ほんのり胸が温かくなるような…。そんな感覚を味わうことができます。

 

登場人物の個性

主人公をはじめ、彼を取り巻く人々は本当に個性豊かです。

小学生の天真爛漫な少女、なると、その友達ひな。彼女が姉のように慕う中学生の少女美和とタマ。よく面倒をみてくれる郷長と奥さん、その息子の高校生ヒロシ。みんなが新参者の主人公を当たり前のように受け入れ、慕ってくれます。

彼らの主人公への接し方がまるで家族のようで、また郷愁に駆られます…あれおかしいな…私実家暮らしなのに…。

 

主人公の働き方

これが実は結構なポイントだと思っています。

主人公は書道家。賞へ応募することで賞金を獲得するだけでなく、パソコン経由でお店の看板などの依頼を受け、墨と筆で字を書き、それをスキャナーで取り込んでデータとして依頼者に送ることで仕事をしています。フリーランスのデザイナーのようなものですね。

今現在私は会社員として働いていますが、そう考えると私とは全く違った、自由な働き方だな…と新鮮に感じたのです。

主人公の働き方を見ることで、脚色があるにしろ、この行き詰ったような日常から少し離れて「働くということ」を見ることができるかな…と考えています。

 

 

まとめ

漫画、『ばらかもん』は、主人公の田舎暮らしを描くことで、人の生き方についての考え方を一つ増やしてくれる貴重な漫画だと思います。

 

皆さんもぜひ、なんとなく日常につかれたなぁ…と思ったとき、手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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