今回は学級会で盛り上がっておりました、「スペース参加において、ペンネームは記載すべきか否か」問題を早速取り上げてみたいと思います。
はじめに
今、あちらこちらで同人誌即売会が行われています。大きくて有名なところを挙げるとすればコミックマーケット(コミケ)ですね。
そういった即売会の場では、多くのサークルさんが自分の作成した同人誌やアクセサリーなどを頒布すべく、スペースを出しています。
そういったスペース出店の際、目立つ場所に「ペンネーム」を書くか否か、というのが今回の議題です。
事の経緯
発端
普段から同人小説を読むのがお好きな方が、「ペンネームをスペースに記載して頂けるとありがたい」という旨のツイートをした事から始まります。
最近はpixiv(絵や漫画、小説投稿専門のサイト)の台頭によって、多くの人が即売会の前にどのような同人誌が頒布されるのか把握した上で当日を迎えることができます。しかし、そういった場では、作家のみなさん方は大抵ペンネームで活動していらっしゃいます。「全面にイラストの出る漫画ならともかく、基本的に文字のみの小説サークルさんだと、ペンネームなしではなかなかたどり着けないことがあるため、表記してもらえると助かる。」という趣旨のツイートでしたが、そこから議論が斜め上の展開をします。
「スペース名くらい覚えろ!」
発端ツイートを見た方が、「サークルにペンネーム表記まで強制するのは甘えだ!」という主張を上げました。
この主張には理由があります。
近年、同人界隈では、即売会が当たり前のように頻繁に行われています。そのために、まるで「スペース参加者=店」「一般参加者=客」というように錯覚する人が現れ始めました。本来であれば、スペース参加者も一般参加者も対等に、同じ作品を愛する一般人です。どちらが上、下などありません。
ここで「サークルにペンネーム表記まで強制するのは甘えだ!」という主張に返ってみるとわかるのですが、要するに、「お客様根性丸出しでサークル側に負担を課すな!」というわけです。
私の主張
さて、私個人の意見は、「可能ならばペンネーム表記をしてほしい」です。
元々、「ペンネーム表記をして欲しい」とツイートした方も「もしよろしければ」という形で書かれておりますので、「お客様根性」とまでは見えません。読み取り手の方がヒートアップしてしまった結果なのではないかと思います。
ただ、ペンネーム表記があった方が、サークルさんを見つけやすくなるのは確かです。
私自身も小説目当てで即売会に行くことがありますが、大抵本の名前と作家さんのペンネームを念頭において探しています。本自体が小さい場合、ペンネームを大きく書いておいて頂けると見逃しがありません。サークル名ももちろん覚えるための努力をしておりますが、どうしても咄嗟の時は慣れ親しんだ記憶しか出てこないものです。
多くの人が言っていますが、同人誌即売会は、戦場です。買えるか買い逃すか。生きるか死ぬか。まさに、戦場なのです。一分一秒も無駄にしたくない。いかに効率よく目当てのサークルさんの元へ馳せ参じるか。そこが極めて重要です。
そういった場合、ペンネームがさっと目に付くと、さっとサークルさんの元へ参上することができ、闘いの後に「買い忘れた…!!!」という悲劇を防ぐことができます。もちろん、サークルさんの頒布数向上にも繋がるはずです。
と、いうわけで、私からもぜひ、ペンネーム表記をお願い致します。という結論でした。
サークル主さんにお手間をお掛けしてしまうかと思いますが、結果を考えれば、サークル側も一般参加側もwin-winになる手段だと思うのです。
小説サークルの皆さん、何卒ご検討をお願い致します。
以上!
普段は大抵Twitterにおります。お気軽にリプライいただけると嬉しいです。
↓よろしければ読者登録していただけると泣いて喜びます!